プラトン

哲学

私が消えたら世界も消える~ショーペンハウアー②~

の続き…。   前回記事ではショーペンハウアーとヘーゲルの関係について触れていきました。   ヘーゲルが言う「正反合に従って進歩する」という歴史観に対し、   ショーペンハウアーは「単に生への意志によって争った結果である」と独自の思想をぶつ...
哲学

時空を超えた英知の終結~アテネの学堂~

以前の記事にて、美術史における巨匠のひとり“ラファエロ”を紹介しました。    彼が描いたフレスコ画の中に“アテネの学堂”と呼ばれる作品があります。 アテネの学堂 ユリウス2世の命により、"人類の知と徳の全て”を表した絵がラファエロ・サンテ...
哲学

それはまるで犬のような生き方~ディオゲネス~

古代ギリシャの哲学一派にキュニコス派が存在しました。    キュニコス派が考える幸福とは徳を積むことであり、欲求を捨て去り徳に繋がる生き方を理念としていました。   キュニコス派のひとりにディオゲネスという人物がいました。    ディオゲネ...
哲学

イデア論、洞窟の比喩…~プラトンの哲学~

の続き…。 以前の記事ではプラトンの人生について大まかにまとめていきました。    この記事ではいよいよ彼の哲学や考え方に触れていきます。   イデア論 プラトンはその人生の中で独自の哲学観を作り上げてきました。   その代表的なものがイデ...
哲学

西洋哲学の起爆剤~プラトン~

前回の記事にて哲学の祖であるソクラテスについて書きました。   今回はソクラテスの弟子であり、哲学という学問を確立させたビッグネーム“プラトン”を紹介しようと思います。    記事を前半と後半に分け、前半は彼の生い立ちを、後半は彼の哲学的な...
哲学

我々は影を見ているに過ぎない~洞窟の比喩~

プラトンの洞窟の比喩 「人間は、地下にある洞窟で生活しているようなものである。」 「その洞窟は、入り口の奥行が長く、そこから光が洞窟の幅いっぱいに奥まで差し込んでいる。」 「そこに住む人々は、子どものころから足と首を縛られ固定されており、正...
哲学

人は生まれたときにイデアの全てを忘れている~イデア~

イデア この世に美しいものはなぜ美しいと感じるのでしょう?    プラトンはこの世界の理の外に「美しいというイデア」が存在していて、そのイデアがこの世界の「美しい」という感覚に関係していると主張しました。 プラトン 更にこの美のイデアと同様...
哲学

死の直前まで哲学の議論をしていた男~ソクラテス~

ソクラテス(紀元前470~前399) ソクラテスは、西洋哲学の創始者だと考えられていますが、実は本人は書物などを書き残したりすることはありませんでした。   ソクラテスについては、他人が見聞きしたことから間接的にしか知ることができません。 ...
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