健康

科学

【研究】加工肉の摂取量を30%減らした場合の病気の予防効果(エディンバラ大学、他)【要約】

加工済みのベーコンソーセージは、朝の忙しい時間でもごきげんな朝食を用意できる便利な食品です。   卵と一緒にさっと焼いて、ご飯と一緒に盛り付けているという家庭もあるでしょう。   そんな加工肉に含まれる保存料や添加物が発がん性に関係するとい...
科学

【研究】エナジードリンクとアルコールを混ぜた飲み物は、ラットの脳機能を損なう(カリアリ大学、他)【要約】

エナジードリンクといえば元気の前借り……、アルコールといえば疲れた日の最後のご褒美……、自分が勝手に抱いている印象ですが、いずれも健康に良いとは言えない嗜好品と言えるでしょう。   農林水産省からは、“エナジードリンク中のカフェインがアルコ...
科学

【研究】10代での大麻の使用によって精神障害のリスクが11倍に増加(マクマスター大学)【要約】

2023年12月6日、日本において大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律案が国会で可決・成立しました。   この法律案によって、大麻から抽出した成分を含む医薬品等が使用可能になるとともに、医薬品としての大麻草の栽培が認めら...
科学

【研究】高齢で高血圧でも、激しい運動を行うことで脳が保護される可能性がある(ウェイク・フォレスト大学)

血管に強い圧力がかかる高血圧。   塩分の過剰摂取や肥満、飲酒や喫煙、腎臓の障害など様々な原因がありますが、特に食事が原因となる高血圧は、多くの人が知らずのうちにやっている悪習慣です。   塩分の摂取によって血液内の塩分濃度が高まると、血管...
雑記

食事の最適化と健康の経験談

これまで、ファスティングや運動など健康に生きるために効果的であろう研究についてまとめてきました。   調べれば調べるほど、世の中には健康を害するものが多く存在しているんだと感じるようになりました。   現在では、そういった知識によって食事が...
科学

【研究】健康的なライフスタイルは、遺伝的な早期死亡リスクを62%軽減できる(浙江大学、エディンバラ大学、他)

私達の祖先が食べてきた食事が私たちの遺伝子に影響し、健康にまで関連していることは、最近の研究で少しずつ明らかになってきました。   つまり、昔から小麦を食べていた民族は小麦の消化に優れた遺伝子や内臓の働きがあり、米を食べてきた民族はそういっ...
科学

【研究】ビタミンDは人間の老化を遅らせる手段になるか……(ペルージャ大学)

先の流行病の際、ビタミンDが病気の予防につながるとして注目を浴びた時期がありました。    これまでの研究から、ビタミンDは筋肉や骨の構築に重要であり、不足すると筋肉の現象や転倒のリスクが増加することが分かっています。   人間が体内で生成...
科学

【研究】認知症が女性に多いのはエストロゲンのせいかもしれない(シカゴ大学、他)

年齢に比例して有病率が上がっていく認知症(アルツハイマー病)。    どういうわけか男性よりも女性の方が認知症になりやすいことが分かっており、95歳を過ぎると男性の51%、女性の84%に症状が現れるそうです。      女性の有病率が多い理...
科学

【研究】大麻の使用が遺伝子レベルの変化に関連していることが明らかに(ノースウェスタン大学)

日本国内で大麻と聞くと“麻薬”のイメージが定着しており、その所持についても法律で禁止されているのは皆さんご存知の通り。    世界の限られた国ではその大麻に解禁の動きがあり、日本においても大麻の解禁を希望する声が囁かれています。    それ...
科学

【研究】睡眠と2型糖尿病のリスクとの関連性(シドニー大学)

睡眠と健康とは切っても切れない関係があるということは、生活の中で身に染みている方も多いかと思います。   寝不足の次の日には、なんとなく身体が重かったり頭がぼーっとしたりと、その影響は仕事だけでなく遊びのパフォーマンスにも大きく関わってきま...
科学

【研究】ハグが痛みや精神的苦痛を和らげる(ルール大学)

子どもが母に抱っこされたり、誰かが誰かとハグをしたりと、抱き合うという行為に安心感を得られることを体で感じている人は多いと思います。   今回紹介するの、科学的に証明されているハグと健康の関係についてのお話です。   過去212件の研究を対...
科学

【研究】ジャンクフードの食べ過ぎは脳に永続的なダメージを与える可能性がある(南カリフォルニア大学)

ジャンクフードやファストフードが体に良くないということは、これまでの研究で数多く証明されてきました。   高糖質による血糖値の不自然な上昇と、それに伴う酸化ストレスや炎症マーカーの増加。   食物繊維不足や栄養素の不足による腸内細菌の変化な...
科学

【研究】電子タバコを使用する人は心不全のリスクが19%高い可能性がある(メッドスター・ヘルス社)

タバコが健康を害するということは、現在となっては広く知られていますね。   副流煙などによって、喫煙者本人だけでなく周りの人にまで害が及ぶとし、平成の後期からは公共の場での喫煙が禁止されるほどになってきました。   その代わりとして、電子タ...
科学

【研究】食品保存技術が人間の脳の成長を促進した可能性(エクス=マルセイユ大学)

イタリアのチーズ、ドイツのザワークラウト、韓国のキムチ、そして日本の味噌や納豆……。   発酵や塩漬けなどをによって食品の保存性を高めるという文化は、各国の食文化の歴史において重要な役割を担ってきました。   食品が保存できるようになったこ...
科学

【研究】ケトジェニックダイエットはアルツハイマー病の症状を遅らせる可能性がある(カリフォルニア大学)

炭水化物を可能な限り避け、その分タンパク質や脂質を摂取することで身体をケトーシスな状態にする“ケトジェニックダイエット”。   ・ケトーシス=血中にケトン体が増加した状態 ・ケトン体=アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称   エネ...
科学

【研究】日本食と脳の健康との関連性(国立長寿科学研究センター)

地中海食を中心とした食事スタイルが健康に良い影響を与えるということは、以前から取り上げてきました。   全粒粉の穀物だったりオリーブオイルや魚介類からなるタンパク質や質の良い油だったりと、体に必要な栄養素がバランス良く取り入れられ、脳の老化...
科学

【研究】紅茶キノコが腸内細菌の活性や血糖値の低下に貢献する(ノースカロライナ大学)

「Kombucha」という発音を聞くと昆布茶を連想しますが、海外では“紅茶キノコ”のことを指すことが一般的です。   紅茶キノコとは、緑茶や紅茶に砂糖(キビ砂糖など)と酢酸菌、そしてSCOBY(菌株)を入れて発酵させてつくる飲み物です。  ...
科学

不健康な食事を避けるための3つのテクニック

甘いものは避けようと心に決めるも、一歩外に出ると街に漂うドーナツの甘い匂いに誘われてついついお菓子屋さんにふらり……。   甘いものの誘惑に逆らうことは容易ではありません。   しかし、将来の病気になるリスクを減らそうと考えているなら、どこ...
科学

【研究】断食による脳や腸内環境の変化(中国国立老年病臨床研究センター)

断食は、良くも悪くも人体に影響を与えることがこれまでの研究で明らかになってきました。   一方では長寿遺伝子の活性化を、もう一方では早期死亡リスクの増加を……。   試験管の中での細胞による実験、マウスや線虫による実験、人間の長期的な観察に...
科学

【研究】学校で学び続けることと寿命や老化との関係(コロンビア大学、他)

何か学び続けることは、脳の老化を防ぐ上でとても効果的と言われています。   過去の研究では、教育年数が長いほど、寿命が長いという結果も出ていますが、そのメカニズムはよく分かっていません。   もしかしたら、教育を受ける経済力があるから、より...
科学

【研究】手術前の高脂肪食による長期記憶障害や認知機能の低下の可能性(オハイオ州立大学)

揚げ物やピザ、ハンバーガーなど、高脂肪食をが体に好ましくない影響があるということはこれまでもいくつか取り上げてきました。   過去、様々な研究に目を通してきましたが、動物の実験でも人間での長期的なデータ分析でも、高脂肪食のメリットは「美味し...
科学

【研究】ハンバーガーやピザを中心とした食事とアルツハイマー病のリスク(ボンド大学、グリフィス大学ら)

ハンバーガーやピザなどの高脂質な食品は、何ものにも代え難いほど私たちの欲求を満たしてくれます。   ですが悲しいことに、これらの食品の美味しさや食べる量に反比例するように、私たちの健康状態も悪くなっていきます。   肥満などの身体的に見られ...
科学

【研究】16時間断食による早期死亡リスク増加の可能性(上海交通大学)

「1日のうち16時間は固形物を口にせず、8時間は自由に食事をしても良い」そんな断食方法がメディアや雑誌で紹介されています。   駆け込みドクター(2015年01月04日(日)/TBS)より   8時間ダイエットや時間制限食(TRE)、または...
科学

コーヒーを飲む人は大腸がんの最初リスクが大幅に低下した(ワーゲニンゲン大学)

朝のコーヒーで体を目覚めさせる。   そんな習慣がある人も多いかと思います。   コーヒーを飲む習慣というのは、カフェインに依存してしまう可能性を高めるということも囁かれていますが、そもそもそんなことを気にせずに飲んでいる場合もあるでしょう...
科学

【研究】バイアグラなどのED治療薬がアルツハイマーのリスクが50%を下げる可能性(クリーヴランドクリニック、他)

勃起不全(Erectile Dysfunction)の治療薬として代表的なバイアグラ。   EDの治療薬といえば有名すぎるほど有名な薬です。   バイアグラの有効成分であるシルデナフィルは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素を阻害...