生物

妄想を生む者〜ハルキゲニア〜

ハルキゲニアハルキゲニアのイメージ(ケンブリッジ大学のCG動画より) ハルキゲニアは約5億年前(カンブリア紀)に生息していた生物です。 全長は1cm~5cm程度とされており、7対の脚と7対の棘という極めて奇妙な見た目をしています。 名前の由...(続きを読む)
宗教

1万2000年後の審判~ゾロアスター教~

の続き……。 前回の記事ではゾロアスター教の開祖、ゾロアスターの生い立ちについて記事にしていきました。  ゾロアスターの没後、長い年月をかけて経典が整備されていきます。 経典の名を“アヴェスター”と言います。 アヴェスターは“ガーサー”と呼...(続きを読む)
宗教

ゾロアスター教の開祖~ゾロアスター~

ゾロアスター教のシンボル ゾロアスター教の始まりは紀元前13世紀~7世紀頃だと言われています。 開祖はゾロアスター(ザラスシュトラ・スピターマ)であり、世界最古の一神教として知られています。 その後に続くユダヤ教、キリスト教、イスラム教など...(続きを読む)
生物

マントルから5億4千年前の生命の痕跡を発見

古生物たちとマントル見た目も生態も個性的で魅力のある生き物たち……。  最近は生物関係の記事にて古生物を中心に書いています。  ラディオドンタ類(ブログ:生命多様化のはじまり)  彼らの痕跡の多くは産出される化石に、そのヒントが多く隠されて...(続きを読む)
科学

薬にもなるニトログリセリン~窒素~

窒素は空気の8割を占める無色透明の気体です。 アンモニアや硝酸イオンなどの“無機窒素化合物”は、タンパク質やアミノ酸の構成成分として地上に多く存在しています。 植物はこれらを栄養素として吸収し、動物がそれを食べ、死後はまた元に戻るという循環...(続きを読む)
歴史

幾何学の父~エウクレイデス(ユークリッド)~

エウクレイデス(紀元前3世紀頃)エウクレイデス(英語名:ユークリッド)はプトレマイオス1世がエジプトを治める時代に活動したと言われる数学者です。 実在した人物なのかは謎で、彼が残した功績は何らかの集団の連名による成果であるとも言われています...(続きを読む)
教育

世間のしきたりを十分に理解するのに適した時期がある。~エミールより~

前回記事この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。     “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。   ...(続きを読む)
生物

カンブリア紀のアイドル〜オパビニア〜

オパビニアオパビニア・レガリスのイメージ 今回の紹介するのはカンブリア紀のアイドルこと"オパビニア・レガリス"です。 全長は4〜7cm、ダクトのように伸びた吻(口に付随する体の一部)とおよそ360度の視野を持つ5つの目がチャーミング! 初め...(続きを読む)
哲学

それはまるで犬のような生き方~ディオゲネス~

古代ギリシャの哲学一派にキュニコス派が存在しました。  キュニコス派が考える幸福とは徳を積むことであり、欲求を捨て去り徳に繋がる生き方を理念としていました。 キュニコス派のひとりにディオゲネスという人物がいました。  ディオゲネスは“徳こそ...(続きを読む)
歴史

シュラクサイの防衛兵器~アルキメデスの発明~

(前回記事)シュラクサイの天才アルキメデスは、人生の中で多くの発明をしました。 今回は彼の代表的な発明をいくつか見ていこうと思います。  アルキメディアンスクリュー アルキメディアンスクリューは、水をくみ上げることができる装置です。 歯車を...(続きを読む)
歴史

人類初の科学知識の応用~アルキメデスの原理~

古代ギリシャの植民都市シュラクサイにアルキメデス(?~紀元前212年)という人物がいました。 数学、物理学をはじめ天文学などにも精通した研究者であり、武器などを開発する発明家でもあります。  何より現在では“浮力”として知られるアルキメデス...(続きを読む)
生物

カンブリア紀のスーパースター~アノマロカリス~

みんな大好きアノマロカリス!  本日はカンブリア紀のスーパースターであり、数千万年に渡り生態系の頂点に君臨したとされる“アノマロカリス・カナデンシス”を紹介します。       アノマロカリス・"カナデンシス"  アノマロカリスは、カナダの...(続きを読む)
科学

【論文】ドラム演奏で脳活性!…でもただやるだけでは効果薄し【要約】

楽器の演奏が子供から大人までの脳機能発達や、高齢者における認知症予防に効果的なことは科学的にも解明されてきました。    今回はドラムを使った脳機能の研究から面白いことが分かってきたので、それについての研究をまとめました。  初めに結論から...(続きを読む)
生物

歯の生えた謎~オドントグリフス~

オドントグリフスオドントグリフスはカンブリア紀に生息していた動物の一つです。 この生物の化石は、アメリカ人古生物学者チャールズ・ウォルコット教授が1910〜1917年までに発見したバージェス頁岩の中から見つかりました。 チャールズ・ドゥーリ...(続きを読む)
哲学

教祖になった数学者~ピタゴラス~

a^2+b^2=c^2という、直角三角形の辺の長さを求めるために覚えた三平方の定理。 別名ピタゴラスの定理とも呼ばれるこの公式ですが、これを発見する原因となったピタゴラスという人物もまた面白い人生をたどっています。 今回はそんな彼の人生につ...(続きを読む)
生物

エビなのかい!魚なのかい!~ネクトカリス~

さて、本日紹介するカンブリア紀のスーパースターでるアノマロカリス!  …ではなく“ネクトカリス”を紹介していきます。 化石の発掘につれて多くの新事実が発覚してきた古代生物。  アノマロカリスやハルキゲニアなど化石の発見などによる研究の進歩に...(続きを読む)
哲学

万物は数字である~ピタゴラス教団~

ピタゴラス教団は“万物は数字である”という教義のもと、世の中のすべてのことを数字によって証明しようとした集団です。  ピタゴラスがイタリアのクロトンにて立ち上げ、集団として多くの発見をしていきます。  ピタゴラスが発見した定理や思想は多くあ...(続きを読む)
科学

【論文】健康的で肥満でない状態の高タンパク食はデメリットが見られる【要約】

今回まとめていく論文は、高タンパク食によるデメリットについての研究です。 ラットに高タンパク食を与え続けた結果、どのようなことが起きたのかを調査しています。  人間においても、高タンパクを食べまくるのが良いことなのかを考えるきっかけになった...(続きを読む)
生物

生命多様化のはじまり〜古生代(後編:デボン紀、石炭紀、ペルム紀)〜

の続き…。 前回のカンブリア紀からシルル紀に続き、それ以降の古生代の話になります。  この頃から陸上の生態系が出来上がっていきます。  まずは魚の時代と言われるデボン紀についての話しです。    デボン紀シルル紀でアゴを獲得した魚たち(顎口...(続きを読む)
生物

生物多様化のはじまり〜古生代(前編:カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀)〜

古生代は生物が多様性を獲得し繁栄していた、およそ5億4300万年前から2億4800万年前の時代のことです。  カンブリア紀→オルドビス紀→シルル紀→デボン紀→石炭紀→ペルム紀と別れています。  これから、ペルム紀末期の生物の大量絶滅に至るま...(続きを読む)
哲学

経験主義で世界を解き明かす~アリストテレスの哲学~

の続き…。  アリストテレスは、声を張るような講義が得意ではなかったと言われています。 自らが多数に何度も話すよりは、講義録を残し後で読めるようなやり方も使っていたようです。 後にアリストテレス全集としてまとめられ、現在でも残っています。 ...(続きを読む)
芸術

“横たわる裸婦”の始まり〜眠れるヴィーナス〜

ジョルジョーネジョルジョーネ 本名:ジョルジョ・バルバレッリ・ダ・カステルフランコ(1477年頃〜1510年)今回は、前回紹介したティツィアーノに続き、ベネツィア派の代表的な人物であるジョルジョーネと彼の代表的な作品を紹介します。  ジョル...(続きを読む)
哲学

万学の祖~アリストテレス~

アリストテレスアリストテレス(紀元前384~紀元前322年)マケドニア出身のアリストテレスは、バルカン半島東南、スタゲイロスという小さな都市に生まれました。  医者の親を持ち、プラトンという哲学界のスターを師にしていた過去があります。  彼...(続きを読む)
歴史

【記事まとめ】アインシュタインの生い立ちと功績

今回の更新は天才物理学者アルバート・アインシュタインについてです。  彼の生い立ちからノーベル賞受賞までを3つの記事にてまとめていきます。   では早速彼の出自の記事からスタートです。    権威を絶対視しない個性的な天才~アルベルト・アイ...(続きを読む)
歴史

第一次世界大戦とノーベル賞~アルベルト・アインシュタイン 後編~

の続き…。 第一次世界大戦勃発 1914年7月になると第一次世界大戦大戦が勃発。 このとき既にアインシュタインは一般相対性理論の大部分を完成させていました。 この理論には星の重力によって光が曲がる可能性が示されています。 つまり、太陽の後に...(続きを読む)
歴史

相対性理論&質量とエネルギー~アルベルト・アインシュタイン 中編~

の続き…。  1905年〜奇跡の年〜アインシュタイン想像力は世界を包み込む。アインシュタインが特許局で働きはじめてから3年が経った“1905年”。 物理学の常識を打ち破るような論文が立て続けに発表されます。 ・3月“光量子論”・4月“分子の...(続きを読む)
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