歴史

人類の初の人工真空~エヴァンジェリスタ・トリチェリ~

イタリアの物理学者エヴァンジェリスタ・トリチェリは、"真空”に関する実験で自然科学に大きな発展をもたらした人物であり、"気圧”を発見した人物です。    今回はアリストテレスの仮説では説明できなかった、"真空”と"気圧”についてまとめていこ...
経済

時間賃金と出来高払いでの搾取~資本論⑪~

(↑前回記事)   前回の記事では“労働力の価値と労働の価値”についてまとめていきました。    労働者も資本家も労働力を売買しているはずなのに、お金は労働力ではなく労働に対して支払っているということが分かりました。    この微妙な差が、...
芸術

モチーフは神曲のダンテ?~考える人~

オーギュスト・ロダンによる彫刻"考える人”は、世界で最も知られた芸術作品のひとつです。    この作品は、ロダンがフランス政府の依頼によって手掛けたものです。    元々は新設される装飾美術館の門扉”地獄の門”の飾りとして制作される予定でし...
宗教

カトリック教会の教え~7つの秘跡~

今や12億人以上のキリスト教信者を抱えるカトリック教会。    独立国家ヴァチカン市国が監督し、信仰を先導している宗教です。    またそこから2500以上の司教に分かれており、そこにカトリック教会も存在しています。   カトリックの信仰の...
神話

ルーベンスも描いた神々の揉め事〜パリスの審判 後編〜

ルーベンスも描いた神々の揉め事〜パリスの審判/ (前回記事) パリスの審判前編では、大まかなストーリーを紹介していきました。 後編では絵の中身に一歩踏み込み、何が描かれているのかを紹介していきたいと思います。       パリスの審判 ルー...
神話

ルーベンスも描いた神々の揉め事〜パリスの審判 前篇〜

パリスの審判とトロイア戦争 ルーベンス作「パリスの審判」1632〜1635年頃    前回紹介した十字架昇架&十字架降下に続き、ルーベンスの“パリスの審判”の紹介です。    絵画におけるパリスの審判は、ギリシャ神話のひとつであるトロイア戦...
神話

【記事まとめ】トロイア戦争①~⑥

この記事ではギリシャ神話のトロイア戦争に関連した記事をまとめています。    パリスの審判からトロイア戦争集結までが記事化されています。    それそれの記事アクセスへどうぞ。     トロイア戦争のきっかけ~トロイア戦争①〜 戦争の発端は...
教育

自分の目でものを見、自分の心でものを感じればいい。~エミールより~

前回記事 この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。      “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。 ...
歴史

【記事まとめ】エジソンに挑んだ男ニコラ・テスラ

この記事では天才科学者ニコラ・テスラの記事をまとめています。     それぞれの記事一言でまとめていたりするので、記事へのアクセスとしてどうぞ!      エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ①~ テスラの幼少期~青年期までのまとめです。 グ...
経済

労働者は労働力を売っているはずなのに…~資本論⑩~

(↑前回記事)    前回の記事では、資本家による労働者のピンハネについてまとめていきました。    当時のイギリスの農耕労働者を例に古典経済学とマルクス経済学を比較すると、前者では約75%のピンハネが、後者では約300%のピンハネがあると...
歴史

マッドサイエンティスト~ニコラ・テスラ~

この記事は前回までにまとめたニコラ・テスラシリーズの番外編の記事です。    ここでは、テスラがマッドサイエンティストと呼ばれるにふさわしいエピソードなどをまとめようと思います。   世界システム テスラ 共振って…すごい! 交流システムを...
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ④(終)~

の続き…。    ~前回までのあらすじ~ ゼネラル・エレクトリック本社に入社したテスラだが、エジソンと意見の違いから対立。    1年で会社を辞め、自分で交流電気のプロモーションをしているところにウェスティングハウスから声がかかる。    ...
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ③~

~前回までのあらすじ~ “電話が来る”という情報はテスラの勘違いだった。    実際に電話と対面できるのは5年以上も先になることが判明し、仕方なくその地の電信局で働く。    ある時エジソンの会社に入るチャンスが巡り、見事入社に成功。   ...
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ②~

の続き…。 ~前回までのあらすじ~ 幻覚に悩まされていた幼きニコラ・テスラは、何とか頑張って大学に入るも奨学金が打ち切られ中退。    働き口を探していた彼はある時、最新技術の結晶である電話が隣国ハンガリーにくるとの情報を手に入れる。   ...
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ①~

ニコラ・テスラ (1856~1943年) は、現在使われている"交流電気方式”を一般化させた天才科学者です。     人工地震や世界システムの研究開発など、マッドサイエンティストとして語られることも多くあります。    今回から数回に渡って...
科学

宇宙誕生後にできた最初の元素~水素~

水素は宇宙の全質量の役75%を占める最も基本的な元素です。    宇宙誕生を説明するビッグバン説に基づくと、この大爆発によって誕生した後、最初につくられたのが水素原子とされています。      水素をヘリウムに変える核融合反応は、恒星が生み...
芸術

天地創造からノアの箱舟までの天井画~システィナ礼拝堂~

バチカン宮殿にあるシスティナ礼拝堂は、ミケランジェロが手掛けた天井画が礼拝堂が有名です。   システィナ礼拝堂 Wikipediaより   室内の壁には、サンドロ・ボッティチェリやピエトロ・ペルジーノ、ルカ・シニョレッリなど巨匠たちのフレス...
経済

どれだけ工業が発展しようと、食料が無くなれば死ぬしかない~マルサスの罠~

マルサス 今回紹介するのは古典派経済学者の一人、トマス・ロバート・マルサスです。   現代にも語られる“人口論”を発表した人物です。   産業革命期、非難を浴びながらも国の無秩序な繁栄に異を唱えた一人の男をフォーカスしていきます。    ト...
宗教

意外と知っているかもしれないルーベンスの絵~十字架昇架&十字架降下~

ルーベンス ピーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640年)    ルーベンスは宗教的な迫害から逃れてきた父の滞在先である、現ドイツのジーゲンという町に生まれました。    10歳で父親をなくしたルーベンスは、13歳で貴族へ奉公に出はじ...
科学

物質の大もとになっている要素~元素とニホニウム~

元素    元素と言えば、 “宇宙に存在するあらゆる物質の大元になっている要素” ですね。    古代や中世においては、万物は土・空気・火・水の4大元素からできていると信じられていました。    時が経ち、実験や観測を重視する近代科学が発達...
歴史

ニュートン&関連する人物まとめ

この記事はニュートンがプリンシピアを完成させるまでの人生と、彼に関係のある人物の記事についてまとめています。   良い出会いも悪い出会いもありますが、特にロバート・フックとの因縁は深かったようです。(詳しくはロバート・フックの記事最後らへん...
歴史

データを使ったビジネスモデルの走り~ハレーの生命表~

ギルドと生命保険 生命保険は、古代ローマの相互扶助組織や中世ヨーロッパの職人組合“ギルド”をルーツとしています。    17世紀イギリスでは、仲間内で掛け金を積み立て、誰かが亡くなると遺族に香典を送り合うというシステムが成立していました。 ...
文学

あれほど言っておいたのに。~エミールより~

前回記事 この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。     “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。  ...
哲学

制度とは無関係に自由である~自由主義~

自由主義と政治制度 政治哲学において個人主義や平等、自由を重んじる立場を“自由主義”と言われます。    自由主義と政治制度は密接に関係していて、個人には利益たる願望や欲求があり、政治制度はこの個人の利益を保証する場合のみ正当とされていると...
歴史

世界の取り扱い説明書 プリンシピア~アイザック・ニュートン③~

の続き…。    ルーカス教授職に就いたニュートン。    世紀の発見に繋がる研究成果の執筆をはじめた彼ですが、ある時からぱったりと研究を止め、神学や錬金術の研究に没頭します。    そんな自然科学の世界から身を引いたかに思えた彼の前にある...
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