メガログラプトゥス
メガログラプトゥスは、オルドビス紀晩期に繁栄したとされる節足動物です。
現在発見されているメガログラプトゥスは、
メガログラプトゥス・オハイオエンシス
メガログラプトゥス・アルベオラトゥス
メガログラプトゥス・ウィリアムジー
メガログラプトゥス・シデレリ
メガログラプトゥス・ウェルチ
の5種です。
全長は種によって異なり、10㎝~200㎝とかなり幅があります。
断片的で不完全な化石が多いため、身体の構造から推測した大きさが基準となっています。
今後さらなるメガログラプトゥスの化石や、比較できるウミサソリなどの節足動物の化石が発見されることが期待されています。
名前の由来はギリシャ語で“巨大な”を意味するメガロと、同じくギリシャ語で“フデイシ”を意味するグラプトラティナから来ています。
なぜフデイシの名前が付けられたのかというと、細長い棘がフデイシの一部だと思われていたからです。
フデイシは現代では数少ないフサカツギなどの翼鰓類(よくさいるい)に分類された生物です。
フデイシ自身、発見当初は生物ではなく石だと思われて“グラプトライト”という鉱物っぽい名前が付けられたりと、色々と名付けに苦労した過去があります。
メガログラプトゥスの生態
メガログラプトゥスはオルドビス紀晩期において捕食者と位置づけられています。
一本目の長い腕についている棘などで海底の泥や砂などを払い除け、隠れていた獲物を確保し、何かものを挟めるような尻尾状の部位は、繁殖や防衛に使われたと考えられています。
刷毛(はけ)のようにパッパと払い除けていたのですかね?
そう考えるとちょっと可愛いです。
この頃から尻尾に泳ぐ以外の機能が付いてきたように感じます。
現在のサソリにも段々と似通ってきて、少しずつ身近になってきましたね!
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