経験はしていないが知っている知識~ア・プリオリ~

哲学
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今日私たちが得ている知識の大半は、過去の経験に基づくものです。

  

例えば毎日太陽が昇ることを知っているのは、実際に外で起こっている事実を見て知っているからです。

  

植物が成長する基本が太陽と水であることを知っているのは、そういった事象を科学者たちが注意深く観察、検証してくれたおかげです。

 

  

ア・プリオリな知識

しかし私たちの知識の中には経験に基づかない知識があるといいます。

  

例えば、人に備わっている“考える”という機能です。

  

人は誰に教わったワケでもなく考えることができます。

  

もしこれが経験よる知識であれば、一人ひとりに考えているかどうかを調べて検証しなければならなりません。

  

しかしそうするまでもなく、考えるという言葉の意味を知ったその時から、人は考えられることを知っているのです。

  

この経験せずとも理解している知識をア・プリオリな知識といいます。

  

語源はラテン語の”a priori(先天的な、先験的な)”からきています。

  

このことからア・プリオリは、“経験を通して知ったわけではないが、いかなる経験によっても反証されないこと”を意味するようになりました。

  

なので「私は○○をア・プリオリに知っている」と言う人は、「私は○○経験を通して知ったわけではないが、いかなる経験にも反証されない事柄を知っている」ということを言っています。

  

…正直そんな人がいたらちょっとめんどくさそうですね。

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