生命と秩序の崩壊~黒死病~

歴史
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1347年から1350年に大流行した黒死病(ペスト)。

 

この期間だけでヨーロッパの人口の三分の一が命を落としました。

 

ネズミやイヌ、ネコを宿主とするノミからヒトへ感染することが知られており、全体に約78%を占めます。(シラミを媒介としたヒト-ヒト間の感染もある。)

 

患者はたいてい、嘔吐、下痢、皮膚が黒くなる…などの症状が現れてから、わずか数日で死に至ります。

 

多くの都市では、ペストが人々の命を奪っただけでなく、法と秩序の崩壊を招き、文明の壊滅寸前まで追いやりました。

ペスト(ジョバンニ・ボッカッチョ作「デカメロン」の挿絵)

ペストがヨーロッパ社会に与えた影響は深刻で、あるキリスト教信者はペストの原因がユダヤ人にあるとして、ユダヤ人迫害を強めていきました。

 

またあるキリスト教信者は、神がこの凄惨たる状況を見過ごすワケがないと考えながらも、何ら救いが無い事から、教会の教えを疑問視する者も現れました。

 

このことがきっかけで、教会による封建的な秩序を破壊し、ルネサンスへのきっかけを作ったともされています。

 

豆知識

江戸時代の300年間、日本にペストはありませんでした。

 

北里柴三郎がペスト菌を発見してから5年の明治32年、とうとう日本国内にもペストの症状が認められるようになりました。

 

そんなときに役に立ったのが猫。(=^・^=)

 

ネズミ退治の代名詞として扱われる猫を飼うこと推奨し、ネズミから身を守る手段を講じました。

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