イリアスとトロイア戦争⑤~オリンピックの起源~

神話
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【文学(神話)】イリアスとトロイア戦争④~アキレウスVSヘクトル~

の続き…。

 

パトロクロスの葬儀

アキレウスは戦争中に捕らえたトロイアの若者12人を生贄に捧げた後、パトロクロスは火葬されることになります。

 

火葬も終わりパトロクロスの骨を黄金の骨壺に入れ埋葬した後、集会を開いて競技会を催しました。

 

一説にはこの時行われる競技会がオリンピックの起源になったとも言われています。

 

古代オリンピック競技

第1種目「戦車競走」

古代オリンピック種目の中で最も危険とされている反面、最高の栄誉が与えられる競技でもあります。

 

イリアスにおける古代オリンピックのの内容の60%をこの戦車競技が占めていると言われています。

 

ちなみに、景品はというと。

優勝者:鼎(三本足の釜)
準優勝者:馬
第3位:斧
第4位:金の錘(スイ、おもり)
第5位:胸鎧
参加賞:熟練の女

だそうです。

 

このときメネラオス(アガメムノンの弟)も参加し、3位に入賞したそうです。

 

第2種目「拳闘(ボクシング)」

言わずと知れた拳の殴り合いです。

 

エイペオスとエウリュアロスという名の武将が参加しました。

 

試合は一方的な展開で、エイペオスのKO勝ちで終わったそうです。

 

第3種目「レスリング」

古代から伝わる相撲、レスリングです。

 

参加したのは、アキレウスの女装を見破り戦場に立たせた知将オデュッセウス。

 

そして、アキレウスに次ぐ豪傑と言われる大アイアス。

 

二人の間に決着はつきませんでした。

 

このままでは身体を傷つけるだけと感じたアキレウスによって、両者のとも勝利となります。

 

第4種目「短距離走」

次の種目は短距離走です。

 

出場選手はまたもオデュッセウス、小アイアス、特別出場枠のアンティロコス達でした。

 

優勝はオデュッセウス。

 

知将と言いながらバリバリの武闘派ですね。

 

第5種目「武装格闘技」

武装格闘技では、鎧と槍で武装しどちらかが血を流したら負けというルールで競技に臨みます。

 

出場者は大アイアスとディオメデス。

 

ディオメデスもアキレウス級の弩級武将です。

 

競技では、ディオメデスがアイアスの首を狙っていることを観衆が不安視していました。

 

最終的には大アイアスの身を案じたアキレウスが止めに入り、ディオメデスの判定勝ちとなりました。

 

第6種目「円盤投げ」

当時の円盤投げはほとんど鉄の塊のようなものを投げていたとも言われています。

 

選手はレオンテウス、大アイアス、エポイオス、ポリュポイテスです。

 

エペイオスは観衆が笑ってしまうほどの距離しか飛ばせませんでした。

 

他の3人で勝負をした結果、テッサリア王ポリュポイテスが優勝しました。

 

第7種目「弓術」

第7種目は弓術です。

 

足にヒモを付けた鳩を的に矢が当たるかどうかを競います。

 

参加者はテウクロスとメリオネス。

 

先手のテウクロスは鳩を外しヒモを射抜いてしまいますが、後手メリオネスが見事鳩を射落とし優勝します。

 

メリオネスには両刃の斧を。

 

テウクロスには片刃の斧が贈呈されました。

 

第8種目「やり投げ」

最期の種目はやり投げです。

 

選手は何と総大将アガメムノン。

 

そして、弓術で優勝したメリオネスです。

 

アガメムノンの力が如何に激烈かを知っているアキレウスが仲裁に入ります。

 

勝負は決していましたが、名を挙げた勇気に免じてメリオネスにも優勝賞品を与えることにしました。

 

アガメムノンもこれに同意。

 

一歩身を引くことで、対立しているアキレウスと和解したのです。

ということで古代オリンピックの紹介でした。

 

パトロクロスの死がオリンピックに繋がっているなんて…。

 

2024年のオリンピックを前に、話せるネタが一つ増えましたね。

 

(続く)

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