今回紹介するのは、ストップモーション（静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影する方法）による壮大な世界観を楽しむことができる映画「ジャンク・ヘッド」です。
【映画の冒頭10分公開動画】
堀貴秀監督と数名のスタッフにより7年の歳月をかけ完成した作品で、人類が不老不死の技術を得た遠い未来の世界が舞台となっています。
最初こそストップモーションの凄さばかりに目がいきますが、慣れてくると段々とストーリーの面白さも伝わってきます。
CGとも実写ともアニメとも違う圧倒的な世界観と壮大な設定に、あれこれ想像を巡らせてしまう作品です。
それではあらすじから……。
あらすじ
人体を無機物に転化する技術により、不老不死を手に入れた人類。
その代償として生殖能力を失った人類だったが、今度は新種ウイルスの発生によって存続の危機に陥る。
彼らが人類を未来に残すために求めたのは生殖能力であった。
そんな中、遥か昔に創造した人工生命体「マリガン」に生殖能力の可能性が見出される。
マリガンは、地下開発のために1600年ほど昔に労働力として生み出された生物である。
自我に目覚めたマリガンは人類に反旗を翻し地下を乗っ取っていたが、今ではお互いそんなことは忘れている。
主人公パートンは地下調査員として地下を探検することになるが、トラブルによって調査用のカプセルが大破してしまう。
意識不明となったパートンはマリガンたちに拾われ、神と崇められながら地下の迷宮を冒険することになるが……。
映像も凄いけどストーリーも良い！
ストップモーションで作られたという話題性が強い作品ですが、ストーリーも中々面白いです。
実は結構前に知人に紹介されており、観れるにも関わらずになんとなく後回しにしていた作品でした。
いざ観てみると、もっと早く視聴していれば良かったと思いました。
ストーリーや作品固有の生物、独特なディストピア感や個性豊かなキャラクターも作品の世界観を盛り上げています。
何より所々に見え隠れするスチームパンク感や生命体のキモかわいさが好きです。
ちなみに続編のJUNK WORLDも作成が進んでおり、2025年の公開を予定しているそう……。
これもあらすじのみの予告映像なしで観てほしい作品です。
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