【前回記事】
学生だった頃、学校ではとても明るくて饒舌だったりするのに、家に帰ると無口……。
またその逆であったりと、一体どっちが“本当の自分”なんだろうと考えたことはありませんか??
かつて自分も、人や場所によって顔色を変え過ぎるのは、あまり良いことではないのではないかと気にしていた時期がありました。
著書“話し方で損する人、得する人”によると、このように場面ごとに自分を切り替えられるような人は、得をする人だと言っています。
今回は著書をもとに、キャラを使い分けることのメリットに絞ってお伝えしていきます。
キャラを変えられる人=得
社会人に置き換えると、職場ではしっかりした先輩、得意先では頑張り屋の営業マン、友達の間では面白キャラなどを演じられるのは大人な行動です。
子供は全てにおいて我を通そうとし、相手に合わせることをしません。(人格形成においては大切なことですが……。)
うまくキャラを使い分けられるようになると、熱い人、気さくな人、優しい人、楽天家など、相手にとって好ましい人として認識され、結果的には良い人と思われるようになると本書では述べられています。
大人になっても我を通して好印象なことはないということであり、“本当の自分”は、その場によって見つけていけば良いのかもしれませんね。
最後に、この演じることを他人に活用させた例を挙げて終わりにしようと思います。
仲の良さを演じる
友人の経営している会社で、とても仲の悪いAさん(男性)とBさん(女性)がいました。
そのことを社員たちが気にしているので、彼は手を打ちました。
ある日2人を同時に部屋に呼び出して、こう言ったのです。
「仲良くなれとは言わない。仲の良いフリをしろ」
ここまで素直に言われた2人は、「そういうことなら……」と納得し、それ以降は仲良さそうに振る舞うようになりました。
すると不思議なもので、実際に少し打ち解けた関係になったそうですし、社内の雰囲気も良くなりました。
演じたり振る舞うというのは、人間関係においてとても得する行為なのです。
まとめ
・我を通そうとするのは損
・その場に合ったキャラを演じるのは得
・本当の自分はキャラを演じながら見つければいい
ズバ抜けて大きな結果を出している一部の経営者や一部のスポーツ選手などは、とても我が強いという話を聞きます。
我が強いから結果が出ているのか、結果が出ているから、我が強くても許されているのか……。
因果関係は明らかではありませんが、社会というコミュニケーションが必要な場においては、キャラを演じるというのはとても効果的な気がします。
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