セ氏約6000℃で表面が温められている太陽。
その表面に見える黒い点。
その名の通り「黒点」と呼ばれる彼ら。
小中学校の理科の勉強で触れましたかね?
「黒点の温度は1000~1500℃くらいで、周りと比べて低いから黒く見えるんだよ~」
っとサラっと教わり、その後に習う夜空見上げては星の角度を調べ始める登場人物に苦しめられた人も多いかと…。
今回はそのサラっと流されてしまう黒点君についてのお話です。
黒点の温度が低いワケ
黒点は地球の1万倍にもなる磁場を持っています。
その磁場の影響で、太陽で発生する対流が黒点の周りだけ妨げられ、温度が低くなってしまうのです。
太陽の中では熱の発生と主に、磁力も発生します。
その磁力が集まった場所が黒点になっていくのです。
黒点と太陽フレア
黒点は普通、S極とN極がペアになって現れます。
そのペアの間では、太陽フレアと呼ばれるエネルギーの放出が活発に行われています。
太陽フレアのエネルギーは、TNT火薬に換算して数十億メガトン分のエネルギーになるそうです。
フレアが起こると、地球の両極で見えるオーロラが増えたり、地球磁場の乱れである磁気嵐を引き起こしたりします。
これによって、ラジオに雑音が入るなど送電線に乱れが生じたりするなど、地球への影響もあるようです。
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