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絵画

宗教

意外と知っているかもしれないルーベンスの絵~十字架昇架&十字架降下~

ルーベンス ピーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640年)    ルーベンスは宗教的な迫害から逃れてきた父の滞在先である、現ドイツのジーゲンという町に生まれました。    10歳で父親をなくしたルーベン...(続きを読む)
芸術

ヒエロニムス・ボスが描く人間の堕落〜快楽の園〜

一言で言ったら“奇抜”。   そんな奇天烈な絵を描いていたヒエロニムス・ボス。   想像上の生き物を人間と交えて描いた彼の作品は、後のシュルレアリストたちに大きな影響を与えることになります。   今回は...(続きを読む)
宗教

イスラエルの怪力男の悲劇~サムソンとデリラ~

サムソンとデリラ イスラエルにサムソンという怪力の男がいました。    素手で獅子を倒すほどの力の持ち主で、イスラエルと敵対するペリシテ人を大勢殺してきました。     ある日サムソンはペリシテ人のデリラとい...(続きを読む)
芸術

ドラクロワが描く自由と革命の象徴~民衆を導く自由の女神~

ジェリコが先導したロマン主義。   自由を求めた革命が盛んだった19世紀フランスでは、この自由や革命を主題としたロマン主義的な絵画が良く描かれるようになります。   そんな絵の代表として挙げられるのはやはりこの一枚...(続きを読む)
宗教

迫害や脅迫からの抵抗の象徴~スザンナの水浴~

スザンナの水浴(あらすじ) 旧約聖書のシーンの一つである"スザンナの水浴”は、裕福で真面目な夫ヨアキムの妻"スザンナ”が主人公の物語です。    美しく気品溢れるスザンナは、毎日家の庭で水浴をすることが日課でした。 ...(続きを読む)
芸術

悪徳に対する勇気の象徴?~ユディト~

   男の首を切る女性の絵。     これらの絵を見てどのような印象を受けますか?   これは旧約聖書に登場する"ユディト”という女性を題材に描かれた絵画です。   今回はこのユディトに関...(続きを読む)
宗教

神の怒りによって滅びた町~ソドムとゴモラ~

  ベンジャミン・ウェスト作「ソドムから逃げるロト」 ソドムとゴモラは旧約聖書の物語に出てくる町の名前です。    町には悪が蔓延っていたため、神はふたつの町を滅ぼしてしまおうと考えます。    それを...(続きを読む)
宗教

人類初の殺人~カインとアベル~

カインとアベル アダムとイヴが楽園を追放された後、二人の間に生まれた子どもがカインとアベルです。   兄のカインは農耕で生活し、弟のアベルは羊飼いでした。   ある日、神はカインとアベルにそれぞれ捧げ物をする...(続きを読む)
芸術

絵画は色や形の詩~ホイッスラーの母~

ホイッスラー ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー(1834~1903年)    ホイッスラーはアメリカマサチューセッツ州のローウェルに生まれた画家です。    幼い頃は外国暮らしが多く、ロシア、イ...(続きを読む)
芸術

ミレーが描いた貧しい農民の様子~落穂拾い~

   聖書や神話の正しさや美しさを重んじる古典主義(及び新古典主義)。       18〜19世紀前期になると、古き芸術に対抗するように、今起きていることを情緒的に描き出すロマン主義が生まれます。 ...(続きを読む)
芸術

宗教・聖書・美術…歴史の中で形成された純粋無垢なイメージ像~天使~

天使 神の意志を伝える代理人として語り継がれてきた天使。    その姿と言えば鳥の羽を生やした人間のような姿をしていることが多く見られます。    天使=エンジェルという名の語源は、語代ギリシャ語...(続きを読む)
芸術

貫き通したドラクロワの流儀~ダンテの小舟~

イタリア人の詩人であるダンテ・アリギエリ。   24歳でこの世を去ったベアトリーチェのために書いたとされる“神曲”は、後の文学や言語学に大きな影響を与えました。   ダンテ・アリギエリ(1265~1321年) ...(続きを読む)
宗教

せっかく石版貰ってきたのに……~モーセの十戒~

エジプト王ラムセス2世の統治下、ヘブライ人両親(父アムラム、母ヨケベド)の間に生まれた子がモーセです。    当時のエジプトではヘブライ人が奴隷として扱われていました。    奴隷の子は殺される運命にありましたが、...(続きを読む)
芸術

混乱を極めるスペインの比喩~殴り合い~

  フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年) 今回の絵画カテゴリーはフランシスコ・デ・ゴヤの黒い絵シリーズの紹介です。   当時の社会情勢を揶揄したとも取れる、ゴヤが描いた一枚の絵を紹介します。   ...(続きを読む)
神話

プシュケの受難~クピドとプシュケ③~

の続き…。     プシュケの試練 ジュセッペ・クレスピ作「クピドとプシュケ」1707~1709年 見えない夫との約束を破り姿を見てしまったプシュケ。    空に消えていった美しい羽の...(続きを読む)
宗教

人間の思い上がりと神の怒り~バベルの塔~

ノアの子孫 ヤーコプ・ファン・デル・ウルフト作「バベルの塔」1689年   世界が大洪水にのまれてしばらく経った後の物語。    ノアの子孫たちは東メソポタミアのシンアルという場所に定住していました。 ...(続きを読む)
宗教

巨人を倒した選ばれし少年~ダビデとゴリアテ~

サウル王とダビデ いわゆる旧約聖書の話、イスラエルを率いた王にサウルという人物がいました。    神に選ばれたサウル王は、民を率いて幾多の戦いに勝利してきました。       しかし、一度だけ「...(続きを読む)
芸術

勧善懲悪に込められた宗教的な対立~大天使ミカエルと叛逆天使たち~

早描きのルカ ルカ・ジョルダーノ(1634~1705年)   17世紀後半に活躍したナポリ派の巨匠ルカ・ジョルダーノ。(ナポリ派=17世紀ごろにナポリ近郊で活躍した画家たちの総称。)   絵を異常なほど早く書...(続きを読む)
芸術

エル・グレコによる聖書の一幕〜キリストの洗礼〜

今回は聖書の一場面“キリストの洗礼”をテーマにした絵画の紹介です。   ヨルダン川で人々に善と正義の教えを説いていたヨハネ。   教えとともに洗礼を施す彼の前に、群衆に紛れてキリストも洗礼を受けにきました。 ...(続きを読む)
芸術

見る人によって解釈が変わる絵~パラスとケンタウロス~

パラスとケンタウロス この絵からどんな印象を受けますか? サンドロ・ボッティチェリ作「パラスとケンタウロス」 これは、サンドロ・ボッティチェリが書いた「パラスとケンタウロス」です。   ルネサンス時代を大きく...(続きを読む)
芸術

ボッティチェリが描いた春の訪れと愛~プリマヴェーラ~

プリマヴェーラ 春(プリマヴェーラ)といえばサンドロ・ボッティチェリの作品が有名です。   フローラやアフロディーテ(ヴィーナス)をはじめ、美を表す神が多く描かれています。   フローラは古代イタリアの花と春...(続きを読む)
芸術

北のモナ・リザ~真珠の耳飾りの少女~

"真珠の耳飾りの少女”は、ヤン・フェルメールが描いた数少ない上半身画のひとつです。   モデルが誰か明らかになっていないことから、フェルメールのトローニー(特定されない人物の胸から上を描いた作品)ではないかと言われています。 ...(続きを読む)
芸術

西洋風景画の再興〜クロード・ロラン〜

途絶えた自然描写 ラスコー洞窟の壁画 古代の壁画には動物の姿や周りの風景などを描写した自然描写が所々に確認されています。    しかし、中世に入るにつれてその描写は薄れていきます。    17世紀初頭に...(続きを読む)
芸術

イタリアルネサンス三大芸術家のひとり~ラファエロ~

ラファエロ・サンティ(1483~1520年)はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並び、ルネサンス期を代表する芸術家の一人です。    今回はそんなルネサンス期の巨匠と、彼が作った名画の一部を紹介しようと思います。 ...(続きを読む)
神話

ルーベンスも描いた神々の揉め事〜パリスの審判 前篇〜

パリスの審判とトロイア戦争 ルーベンス作「パリスの審判」1632〜1635年頃    前回紹介した十字架昇架&十字架降下に続き、ルーベンスの“パリスの審判”の紹介です。    絵画におけるパリスの審判は、ギリ...(続きを読む)
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