生物 石炭紀に存在した太古のG〜プロトファスマとアプソロブラッティナ〜 今回からテーマは石炭紀に移行! アーケオプテリスをはじめとする植物が森を形成したことによって、翅(はね)を持つ昆虫やムカデのような多足類が地上に多く現れた時代です。 また年間を通して高温多湿な気候だったその時代、昆虫を狙う両生類や爬... 2022.07.18 生物
哲学 本来の個性を取り戻す三段階~キルケゴール③~ 前回の記事では、人間が機械の部品のように過ごし個性が失われた状態で生きることを“絶望”と言いました。 ではどうすれば個性に溢れ、他の誰でもない自分を取り戻すことができるのか…。 それは実存の三段階をもって克服できるとキルケゴールは考... 2022.07.17 哲学
哲学 人間は本来、他の誰とも違う個性を持っている~キルケゴール②~ の続き…。 前回の記事ではキルケゴールの思想に入る前に、彼の生い立ちから見ていきました。 厳しい教育を受けて育つ中、あるとき父が犯した罪の告白で荒み、再び自分を取り戻すも最後は孤独に生きた人生を歩んだキルケゴール。 今回からはそ... 2022.07.16 哲学
哲学 大地震~キルケゴール①~ 今回からフォーカスしていくのは実存主義の第一人者セーレン・キルケゴールです。 ヘーゲルが考えた"多様な考え方を擦り合せることで、いずれは真理にたどり着ける"という哲学観に影響され、独自の考え方を見出した人物です。 この記事では彼... 2022.07.15 哲学
文学 お金を使わないならば、金持ちも貧乏も同じだろう~徒然草~【第二百十七段】 第二百十七段 或大福長者の云はく、「人は、万をさしおきて、ひたふるに徳をつくべきなり。貧しくては、生けるかひなし。富めるのみを人とす。 ある大金持ちが言うには、「何をさしおいても、ひたすら金(富)を儲けるべきだ。貧しくては生きる意味がない。... 2022.07.14 文学
芸術 英雄視される地獄の支配者~ベルゼブブを呼ぶサタン~ 聖書において高位に存在していた大天使ルシフェル。 神が自分よりも人に対して愛を持って接していたことによる嫉妬や、自らの傲慢から神に叛逆したとされています。 神に背いたルシフェルはミカエルとの戦いの末地獄へ堕ち、サタンとして悪魔たちを... 2022.07.13 芸術
宗教 悪魔を出し抜いた聖人の絵~聖人と悪魔~ 神に背き地獄に堕ち、地獄の支配者となったサタン(ヘブライ語で敵対者の意)。 キリスト教における悪魔は、このサタンの下に集う堕天使を指します。 サタンや悪魔たちは人を7つの大罪に誘惑する存在として忌み嫌われています。 今回はそんな... 2022.07.12 宗教芸術
文学 勝負ごとを持ち出すのは金持ちのする遊びではない。~エミールより~ この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つかもしれない言葉を抜粋して紹介していきます。 “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。 ... 2022.07.12 文学
芸術 ブリューゲルの風景画~雪中の狩人~ 今回紹介するのはブリューゲルが描いた風景画“雪中の狩人”です。 それまでの認識では、風景画は宗教画や神話画の背景でしかありませんでした。 16世紀に入り、ようやく風景画というジャンルが確立されます。 そんな中でブリューゲル... 2022.07.11 芸術
生物 サメの起源に迫るデボン紀の魚類〜クラドセラケ〜 ウツボやシャチと並んで海のギャングと称されるサメ。 サメを題材に多くの映画が作られるほど人気の動物ですが、その起源は約4億年も前の古生代(デボン紀)の生物"クラドセラケ"に見られます。 クラドセラケ クラドケラセは初期の軟骨... 2022.07.10 生物
科学 ある元素を別の元素に変換する不思議な膜 元素の変換についての研究 今回は現在三菱重工が実用化に向けて研究中の“ある元素を別の元素に変換する技術”についての話です。 現在私たちの身の回りの元素を意図的に別の元素に変換するには、莫大なエネルギーが必要だったり相応のリスクがつき... 2022.07.09 科学
雑記 【ドラム】カノンロックを叩きました! 今回叩くのは台湾の音楽家JerryCさん編曲の“カノンロック”です。 バロック音楽時代を代表するパッヘルベルのカノンを大胆にメタリックにアレンジしたこの曲。 耳に馴染み深いカノンコードであることやギターのフレーズが素人ながらも格好良... 2022.07.08 雑記
科学 腐食を防ぐ膜や宝石の色にも~クロム~ クロム(Cr)は非常に硬く腐食しにくい金属です。 光沢のあるメッキとして使われる事が多く、特にバナジウム合金などの工具によく使われています。 ステンレス鋼では特に金属の腐食を防ぐ役割を担っています。 これは含有するクロムが空気中... 2022.07.08 科学
芸術 勧善懲悪に込められた宗教的な対立~大天使ミカエルと叛逆天使たち~ 早描きのルカ ルカ・ジョルダーノ(1634~1705年) 17世紀後半に活躍したナポリ派の巨匠ルカ・ジョルダーノ。(ナポリ派=17世紀ごろにナポリ近郊で活躍した画家たちの総称。) 絵を異常なほど早く書き上げる様子から、“早描きのルカ... 2022.07.07 芸術
哲学 【記事まとめ】ヘーゲル&ショーペンハウアー 今回はヘーゲルとショーペンハウアーという二人の哲学者についての記事をまとめていきます。 前向きな歴史観を持つヘーゲルの思想と対峙したショーペンハウアー。 二人の関係も併せて記事にまとめています。 まずはヘーゲルについての2記事... 2022.07.06 哲学
文学 嘘をつかれたときの愚か者の行動10選~徒然草~ 第百九十四段 達人の、人を見る眼は、少しも誤る所あるべからず。 達人の人を見る目には、間違いがあるはずがない。 例へば、或人の、世に虚言(そらごと)を構へ出して、人を謀る事あらんに、素直に、実と思ひて、言ふまゝに諮らるゝ人あり。 例えば... 2022.07.06 文学
教育 良い趣味とは多数者の趣味であるということは真実ではなくなる。~エミールより~ 前回記事 この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つかもしれない言葉を抜粋して紹介していきます。 “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめて... 2022.07.05 教育文学
哲学 生きることは苦痛である~ショーペンハウアー④(終)~ の続き…。 自然法則、植物、動物など、世界のあらゆるものには意思があり、「世界は我々が認識している表象と、盲目的な生きることへの意志である。」と考えたショーペンハウアー。 しかし彼の哲学の中で考えた“生きる”とは、“苦痛”であるとい... 2022.07.04 哲学
哲学 世界は自然法則、植物、動物、人間の意志である~ショーペンハウアー③~ の続き…。 前回の記事ではカントやプラトンの哲学と、それ影響されたと言われるショーペンハウアーの哲学について触れていきました。 今回は引き続きショーペンハウアーの哲学をベースに、彼が追求したモノ自体について深堀りしていきます。 ... 2022.07.03 哲学
哲学 私が消えたら世界も消える~ショーペンハウアー②~ の続き…。 前回記事ではショーペンハウアーとヘーゲルの関係について触れていきました。 ヘーゲルが言う「正反合に従って進歩する」という歴史観に対し、 ショーペンハウアーは「単に生への意志によって争った結果である」と独自の思想をぶつ... 2022.07.02 哲学
哲学 【要約】ショーペンハウアー著〜読書について〜 今回紹介するのは、ドイツの哲学者ショーペンハウアーが著した名著のひとつ“読書について”です。 「読書とは他人に物を考えてもらうことである。」 と説いたこの本には、ただ本を読むことについての無意味さや、読むならこうすべきという著者なり... 2022.07.01 哲学文学
哲学 ヘーゲルの哲学を真っ向から批判~ショーペンハウアー①~ 原始社会が奴隷社会に… 奴隷社会が農奴社会に… 農奴社会が絶対王政に… 絶対王政が共和制に… 自分たちの生き方の矛盾に気づき、より高いステージへと登っていった人類。 ヘーゲルは“人間の歴史は正反合の繰り返しの結... 2022.06.30 哲学
生物 古代のウミグモ~パレオイソプス~ ウミグモ 胴体は小さく脚ばかり……。 そんな独特の姿をしたウミグモは現在でも地球の海で広く繁殖しています。 鋏角類に分類される生物ですが、生態の多くは未解明であり、何を食べるのか、寿命がどれくらいなのかも分かっていないものが多く... 2022.06.29 生物
雑学 ヒンデンブルク号爆発事件の様子を記録した新映像が発見 威圧的なほどの巨体が空を舞う時代だった20世紀初頭。 それは水素やヘリウムガスによって浮揚する硬式飛行船の時代でもありました。 1930年ドイツのツェッペリン社が手掛けたLZ129ヒンデンブルク号(全長245m)は、同国フランクフ... 2022.06.28 雑学
科学 鋼鉄の添加物から人間の必須元素まで~バナジウム~ バナジウムは耐腐食性、耐摩耗性に優れた柔らかい金属です。 バナジウムのおよそ8割は製鋼添加剤として使われています。 鋼にバナジウムを約0.1%ほど添加すると、炭素と結合してより細かい金属構造をとる特徴があります。 靭性を失わ... 2022.06.27 科学