【ことばの心理術①】初対面の相手に好印象な会話

心理学
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「ひと言」で相手の心をつかむ ことばの心理術 フレーズ辞典

 

この記事では、著書「ひと言」で相手の心をつかむ ことばの心理術 フレーズ辞典から、日常で使える言葉の心理をまとめていきます。

 

主に心理学で使われる用語やその使い方に焦点を当てて、ためになったと思ったものを優先的にピックアップしていきます。

 

今回のテクニックは、初対面で使える3つの心理術です。

  

 

スモールステップスの法則

UnsplashJukan Tateisi  より 

 

人はどうしても未知なものを知らないものに対しては警戒心を持ってしまいます。

 

これは人に対しても同様で、初対面の人に対しては相手のことを未知のものとして考えてしまいます。

 

敵なのか味方なのかを探り合うことから始まります。

  

何気ない挨拶、特に天気の話題は、初めて会う人とあなたの間にある確実な共通性です。

  

お互いの共通点を見つけたとき、安心感が生まれ、そこから相手に対する警戒心が徐々に消えていきます。

  

どんな話でもいいですが、共通の話題があることで私は敵ではないとアピールするきっかけになります。

  

その次の話題は、その場の雰囲気でもいいですし、その場にいる人達の感想でも構いません。

  

少しずつお互いの関心事や興味の合いそうな話題が見つかってくるでしょう。

  

このように、小さな共通点から一段ずつ階段を上るように関係が深まっていくことは、“スモールステップスの法則”と言われるテクニックです。

 

大きな目標を細分化させ、一番攻略しやすい目標からコツコツステップアップしていくことで気持ちをコントロールしていくことができます。

  

セールの場面では、いきなり高価な物の商談をするのではなく、まず安く気軽に手が出る範囲のものを勧め、関係性ができてからだんだんと高いものやと話を進めていく。

  

勉強の場面では、いきなり数学で100点をとろうとするのではなく、方程式や文字式の解き方など、人によってつまずいている点から取り組んでいく。

  

などなど、いきなり気の利いた話をしようとするのではなく、簡単な第一歩から始めることが、相手の気持ちをコントロールするポイントですね。

  

  

接近行動

UnsplashKenny Eliason  より

 

初対面の人と会うのは、仕事でもプライベートでも気が重いものです。

  

どこまで踏み込んでいいのか、どんな話をしたら印象がいいのか、話さない方がいいことは何なのか。

  

いざ、対面となり天気の話が終わったら、次の話題が見つからず、会話も途切れがち。

  

お互いがそわそわしているなんてことも考えられます。

  

そんな時、無理をして政治などの時事ニュースやスポーツを話題にするのはちょっと危険です。

  

相手の立場やスタンスもわからないため、一歩間違えたら感情的になってしまい、その場では収まらないレベルの悪印象持たれてしまうことも……。

  

初対面で肝心なことは、相手に話をしてもらうことです。

  

誰かが自分に興味を持ってもらうことほど、承認欲求が高まることはありません。

  

相手の得意分野、関心ごと、好きなものの話にはほとんどの場合乗ってくるものです。

  

「普段、休日はどのように過ごすのですか?」

「インスタやTwitterなどはやっていますか?」

「その腕時計、もしかして〇〇ですか?」

  

などなど、相手が話しやすそうな話題を提供することで、お互いの距離感を縮めることが可能です。

  

このように好ましいものに近づくことを、心理学で“接近効果”と呼ばれています。

  

本書では、その話題に対して、なるべく具体的に質問することが大切だと言っています。

 

とはいえ、自分が知らない分野であったら、具体的な質問はなかなかできるものではありません。

  

そこで、「最近インスタグラムを始めたのですが、やり方がわからなくて……」

 

など話題を振ってみて、相手が話に乗ってきたら、

  

「とりあえずアカウントを作ってはみたものの、何から始めたらいいんでしょうか?」

  

と言ったように具体的に質問してみることをおすすめしています。

  

その中で知らない単語が出てきたら、それについてさらに質問することで話を広げることができ、自分の知識にすることもできますね。

  

  

自我関与

UnsplashKenny Eliason  より

  

子育てにおいて褒めるということは、とても大切なことです。

  

自己肯定感を上げ、誰かに認めてもらったという自信に繋がります。

  

初対面の人間関係においても褒めることは効果的です。

  

相手がそれをお世辞ではなく、本当に褒められたと喜べるのは“自我関与”が強いものを褒められた時です。

  

そのものやことが大好きで、価値を認めている事柄に対しては、人は強い関心を抱きます。

  

こういった自我関与が強いものをうまく見つけ出して話題にすればいいのです。

  

上に紹介した、スモールステップスや接近行動を意識してしばらく話していれば、会話の中からこだわっているものが見えてきます。

  

どんな人でも、こだわっているものや思い入れが強いものはあるものです。

 

靴、時計、メモ帳、万年筆、ネクタイ、ネイル、髪型、車のキーなど、見て分かるこだわり。

  

本、映画、ゲーム、音楽、スポーツ、尊敬する人物など、内面から分かる趣味や思想のこだわり。

  

何か引っかかる話があると、身を乗り出したり、体勢を変えたり、声のトーンが変わったりと、何かしらのサインが見て取れたりすることも多いです。

  

サインを見逃さず話題にすると初対面の相手との印象もぐっと良くなることでしょう。

 

「本を紙で持ち歩くなんて珍しいですね!どんな本なんですか?」

  

など相手の自我関与が強いものに一方踏み込めたら、初対面ではとても話しやすくなると言っています。

  

  

まとめ

・スモールステップスで小さな共通点を積み上げる

・接近行動で相手に話題を振る

・自我関与で相手の関心事に興味を持つ

 

以前紹介したNGな話し方⑥でも、自分の話ばかりするのは損という内容を記事にしました。

  

自分のことを開示することも大切ですが、いかに相手に興味を持つか、相手に話してもらうかということが、初対面で打ち解けるポイントだということが分かります。

  

初めての人と話題が続かない時は、相手の身につけているものや、相手が身を乗り出して話したそうにしていることを探してみるといいかもしれません。

  

相手から得た話しによって、自分の新しい趣味が見つかったりすることもあったりします。

  

自分の世界を広めるという意味でも、相手の話を聞くことは得をすることになるのですね。

 

 

【次回記事】

  

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