教育文学

人間の教育は誕生とともにはじまる~エミールより~

教育

前回記事

この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。

   

1記事に3~4つずつまとめていきます。

  

ルソー エミール

 

「人間の教育は誕生とともにはじまる。」

子どもは生まれたときから意志を持ち、様々なことに影響を受けるということですね。

  

物心がついた時からやっと教育が始まることが普通であった時代に、幼児教育の大切さを説いていました。

  

今ではお腹の中にいるときから親が話しかけたりクラシック音楽を聴かせるなど、生まれる前からの教育(胎教)まで考えられるようになっていますね。

  

この言葉の後にはこう続きます。

  

「人間の教育は誕生とともにはじまる。話をする前に、人の言うことを聞き分ける前に、人間はすでに学びはじめている。経験は授業に先立つ。」

  

  

「肉体は弱ければ弱いほど命令する。強ければ強いほど服従する。」

身体が健康であるほど生活のなかで不便はしなくなるということですね。

  

自分の身体を意のままに操りたいなら、運動もせずにグータラ過ごしてはいかんと言われているようです。

  

  

「食べ物が不健康になるのはただ調理の仕方による。ソースや揚げ油をもちいてはならない。」

この時代でも揚げ物が体に良いものではないということが分かっていたのですね。

  

今では油を高温にすることで、アミノ酸やタンパク質が劣化したり終末糖化産物を生成したりと、体の炎症を促進させてしまう(老化を早めてしまう)研究が多くあります。

  

ソースについても当時は酢や油の塊のようなものだったため、そういった調味料は良くないと考えたのかもしれません。

  

ルソー的には野菜を多めに食べることを推奨しています。

  

彼曰く、

「水で茹でた野菜は熱いまま食卓に出してから味付けをするがいい。」

だそうです。

  

次回記事

 

 

おすすめ本

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました