「ミロの?」と聞かれたら「ヴィーナス」と返ってくるくらい有名な彫刻であるミロのヴィーナス。
1820年にギリシャのメロス(ミロ)島で地元の農民が発見したことから、そう呼ばれています。
1821年に献上されると、国王はパリのルーヴル美術館に寄贈し、今でも見物できるようになっています。
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彫られているのはギリシャ神話だと愛と美の神「アフロディーテ」で、ローマ神話では「ウェヌス(ヴィーナス)」と呼ばれている神様です。
この像が見つかったとき、その近くにリンゴを持った腕の彫刻も見つかりました。
研究者たちはこの腕は元々ついていたものだと考えていますが、確信には至っていません。
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作者はヘレニズム時代の彫刻家でアンティオキア出身のアレクサンドロスとされています。
しかし、実際のルーヴル美術館では作者不明として展示されています。
豆知識【ヴィーナス(アフロディーテ)の誕生秘話】
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ミロのヴィーナスのモデルであるアフロディーテですが、彼女の生まれ方からもうインパクトがあります。
まず混沌から生まれた原初の神であるウラノスという神様がいたのですが、色々あって息子に陰部を切られてしまいます。
ついでに海に投げ捨てられる陰部。
投げられた海から泡が立ち、生まれたのがアフロディーテです!(パチパチパチ)
このアフロディーテもなかなか苦労人の神様で、不細工な火と鍛冶(工芸)の神ヘパイストスと結婚させられたり、ゼウスの奥さん(ヘラ)や戦いの神アテナと喧嘩したり、美少年を巡ってハデスの妻と争ったりと大忙し。
これらについてはまた機会があったらまとめていきましょう。
ちなみにアフロディーテが生まれたと言われる場所が今でも残っています。
それがこのペトラ・トゥ・ロミウ海岸。
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観光名所の一つとして冬でも賑わっているそうです。
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