【Web3とDAO③】NFTとメタバース

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前回記事

 

 

 

前回の記事では、Web1、Web2、Web3の特徴についてまとめました。

  

コンピュータの普及と通信技術の発達が、私たちの生活に大きくかかわっていることが分かりました。

  

Web3においては、ブロックチェーン技術によってビットコイン(暗号資産)が生まれ、個人間のみで金銭的なやり取りができるなど、第三者や特定の機関を必要とせず信頼性を担保できることが証明されました。

  

また、ブロックチェーン技術を応用し、NFTメタバースといったWeb3に関する分野が、私たちの社会に馴染み始めています。

 

今回の記事では、Web3に関係の深いNFTとメタバースについて取り上げたいと思います。

  

  

NFT

NFTとはNon Fungible Token(ノン ファンジブル トークン)の略で、非代替性トークンと訳されます。

  

ブロックチェーン上に絵、音楽、映像などのデータを構築することで、そのデータ(トークン)が唯一無二のものであることを証明することができる技術です。

  

NFTとして有名なもののひとつに、Bored Ape Yacht Club(ボード・エイプ・ヨット・クラブ)があります。

  

BAYC NFT GALLERY より

  

イーサリアム上に記録されたこの絵は、全部で10,000種類存在します。

 

眼、表情、色、模様、アクセサリなど部分的に変化があり、同じものは一つもありません。

  

ブロックチェーンによって裏付けされたナンバリングによって、その絵(データ)が唯一無二であることが証明されています。

  

ジャスティンビーバーやエミネムなど、世界に冠たるセレブが所有していた(している)ことによって、現在でも安くて1,000万円ほどの価格でNFTが取引されています。(2022年11月16日現在)

  

  

NFTとFTの違い

NFTとよく比較されるのが、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産に代表されるFT(ファンジブルトークン)です。

  

NFTは先ほど説明した通り、代替不可能なトークンのことを表していますが、FT代替可能なトークンを表しています。

  

  

例えば、私が持っているビットコインと、あなたが持っているビットコインは機能も性質も全く同じものですよ、というのがファンジブルトークン。

  

私が持っているNFTと、あなたが持っているNFT全く違うものですよ、というのがノンファンジブルトークン。

  

……と言った感じです。

  

NFTの概要がつかめたところで、NFTの特徴を以下にまとめていきたいと思います。

  

 

【NFTの特徴】

①唯一性の証明

今まで述べてきた通り、NFTの最大の特徴は個人で唯一無二を証明できることにあります。

  

絵画や宝石、文書やデータ等は、たとえ本物と証明されていても、その気になれば複製やデータの改ざんが可能なものが多くあります。

  

一方、ブロックチェーン上に記録されるNFTは、データに対して唯一性を与えることができます。

  

また、絵画などの現物資産とNFTを関連付けることによって、間接的に現物資産に唯一性を与えることも可能です。

  

  

②プログラマビリティ

プログラマビリティとは、NFTにさまざまな付加機能を付与できる能力のことです。

  

アーティストが作り上げた一つの作品が初めて誰かに購入された際、1度目はアーティストにその対価が支払われることになりますが、その作品がまた誰かに転売された際、アーティストに報酬が支払われることはほぼありません。(特定のプラットフォームを利用していた場合を除く)

  

それに対し、NFTは、転売されることにアーティストに対し報酬が支払われるプログラムを組み込むことが可能です。

  
  

③取引可能性

取引可能性とは、NFTを自由に移転できることを指します。

  

自分がNFTを所持し、送り先のウォレットアドレス(NFTなど保管するデータ上の財布の割り当て番号)がわかれば、時間や場所を問わずNFTの移転ができます。

 

  
④相互運用性

相互運用性とは、統一された規格であればブレットやマーケットプレイスを問わ運用ができることを指します。

  

イーサリアム上で存在するNFTは、ERC721といった規格が定められています。

 

この規格に沿って発行するサービスなら、NFTの発行や送受信、マーケットプレイスでの販売などが可能です。

  

これらの特徴によって、NFTの価値が担保されていると考えてもいいでしょう。

 

 

メタバース

メタバースという言葉が初めて出てきたのは、1992年にニール・スティーブンスンによって著された「スノウ・クラッシュ」というSF小説の中だと言われています。

  

作中では、仮想空間サービスの名前として出てきました。

  

現在でもメタバースという名称がこれ!という定義はありませんが、概ね仮想空間や仮想現実という認識で相違ありません。

 

VRヘッドセットを装着してのゲームプレイや動画の視聴というのも、メタバース(仮想空間)の楽しみ方の一つと言えます。

  

メタバースには、ブロックチェーンを利用したものも存在します。

  

  

この場合、ログインにはNFTや暗号資産を保管できる、ウォレットが必要になります。

 

ウォレットがあることで、メタバース内で獲得したアイテム(トークン)などを保管したり、必要な通過をなどを取り出したりすることが可能になります。

 

ユーザーの体験は、ウォレットを通して構築されていくのです。

  

一企業が提供するメタバースは、プラットフォームにしかなり得ません。

  

一方、ブロックチェーンを利用したメタバースであれば、プラットフォームの垣根を越えて、価値を広げることが可能です。

 

実際、あるゲームのNFTを別のゲームでも使えるようにしたり、所持しているNFTを特定のSNSのアイコンとして利用すると特別な演出がかかるなど、使用価値が上がるような取り組みがみられます。

  

最後に、メタバースの事例を紹介してこの記事を締めたいと思います。

  

【The Sandbox(ザ・サンドボックス)】

  

立体ブロックを組み合わせたデザインが特徴的なメタバースです。

  

ユーザーはメタバース内の土地を自由に歩きまわり、他のユーザーと交流したりできます。

  

マインクラフトのようにオリジナルのアイテムや建物、キャラクターの作成などもできます。

  

またメタバース内の土地の販売などもあり、購入した土地を自由にアレンジしたり、ある程度まとまった土地であれば、マップ上にオリジナルのアイコンを設定することができます。

 

LAND MAP

  

  

【Decentraland(ディセントラランド)】

  

ディセントラランドは、イーサリアムを基盤にしたメタバースです。

  

ユーザーは、バーチャル世界を自由に歩き回りながら、オリジナルのコンテンツを制作したり、他のユーザーがデザインしたコンテンツを見物したりすることができます。

  

またザ・サンドボックス同様土地の売買も可能です。

 

Decentraland SALE on Open Sea

 

  

まとめ

以上、NFTとメタバースについてのまとめでした!

  

一言でNFTと言っても、様々な機能が込められているのですね。

  

メタバース(仮想現実)についても、VRやARですでに体験済みの方がいると思います。

  

そこで得るアイテムや通貨がNFT、FTとして機能していることで、プラットフォームに依存しない状態を作りだすことができるのですね。

  

今後、これらの技術がどのように進化していくのか期待が膨らむ一方、どんなメタバースが流行るのかの予測がつかないというのも、Web3黎明期の面白さと言ったところでしょうか。

  

いずれにしても、この技術の進化はしばらく続きそうですね!

 

 

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